FUMONIN Hikaru's Artistic Days

Web投稿などで活動するアマチュア作家・小説家で、オケなどで活動するアマチュアのチェリストです。

転生ジーニアス ~最強の天才は歴史を変えられるか~

 「転生ジーニアス」は、カクヨム、ミッドナイトノベルズほかいろいろなWebサイトに投稿しまくった私の処女作で、99万字超の超長編です。

kakuyomu.jp

 この作品は昨年8月に完結していますが、特にミッドナイトノベルズにおいて、現在でもチビチビとポイントが入り続けています。7月には日間7位とベストテン入り。年間ランキングはジリジリと下がってはいますが、56位に留まっています。

 処女作ということもあり、今になって読み返すとダメなところだらけで、かなり恥ずかしいところもたくさんあります。にもかかわらず、なぜポイントが入り続けているのか?

 そこでいろいろと考えるのですが、1つは、既に高評価となっている作品、例えばベスト50位くらいに入っている作品は、先入観から高評価になりがちなのではないかということです。

 ミッドナイトノベルズは、なろう本体とはおそらくだいぶ違う読者層で、かつ、規模も少ないと思われるので、この傾向は顕著のようです。結果、私の作品に限らず、同じ作品が上位を独占し続けています。

 なろう本体でも、書籍化・アニメ化などがされて評価が定まっている作品というものは、やはり上位に居続ける傾向がみられます。「双剣のルード」を投稿したハイファンタジーなどは特に激戦区で、日間ランキングの100位以内に入るには、これらの作品を押しのけてということになるので、いかに難しいかわかります。

 もう一つ思っていることは、長編小説というものが好きな読者さんが意外に多いのではないかということです。

 活字離れが進んでいることは言わずもがなで、長い文章は読めないから短編なら、という読者さんが大多数を占める一方で、長編にどっぷりとはまりたい、という方もいるのだろうなあと想像しているところです。

 

 「転生ジーニアス」を簡単に紹介しますと、核は歴史改変にありますが、チート+成り上がり+歴史改変で、ハーレム要素ありというてんこ盛りの作品です。舞台は、過去の地球にそっくりだが、タイムスリップではなく、地球とは違う異世界に転生したという言い訳じみた独特な設定です。

 クライマックスは、地球の歴史でもあった異民族の来襲に立ち向かっていくところにありますが、そこへ行くまでが長い! およそ80万字読んでやっとそこへたどり着きます。そこまでは、良く言えば群像劇的展開、悪く言えば本体ストーリーと離れた無駄な道草が多く含まれています。

 ということで、長編にどっぷりはまりたい、そして世界史が好きという方にはお勧めの作品となっております。

(ミッドナイトに掲載はしていますが、過度なエログロシーンはありません。念のため)