FUMONIN Hikaru's Artistic Days

Web投稿などで活動するアマチュア作家・小説家で、オケなどで活動するアマチュアのチェリストです。

やはり、推敲は重要だ!

 敗退した公募作品ですが、しばらく時間をおいて読み直してみると、誤字脱字が10個近く。日本語がおかしい部分も数カ所見つけました──あれだけ見直したと思ったのに……。

  さらに、ずっと気になっていたラストシーン。尻切れトンボかなぁ? ずっと気になっていたので、少し書き足しました。

 文章の順番も少々入れ替えました。もともと、単純時系列には書いていなくて、現在と過去が行ったり来たりする感じで書いていたのですが、読み直してみるとわかりにくい。結果、冒頭にもかなり書き足すはめに。

 それでも、全体の分量からすれば、大幅改変ではないです。

 次に気になったのが、記号の使い方。「──」、「……」、「( )」など。何人かの作家さんの作品を、この観点から読んでみたのですが、様々ですね。当たり前ですが、王道の使い方というものはありませんが、こうすると読みやすいとか、カッコいいとか少し見えた気がします。これも、修正しました。

 最後に、小説を書き始めてから、ずっと悩んでいるのが、視点こと。個人的には、第三者的な神視点で書くのが好み。有名な作家さんたちも、これが多いように思います。ラノベだと、一人称の視点が多いかな。確かに、読みやすさで行くと、こちらが圧倒的にわかりやすい。

 神視点だと、登場人物の心情を書きにくいな、というのが私の悩み。上手に書かないと、神視点ではなくて、一人称の視点がコロコロ変わっているように感じてしまう。かといって、第三者から見えることだけに徹底してしまうと、とても冷たい感じになってしまいます。ここは、まさに自分なりのスタイルを構築中という感じで、長い目で取り組んでいくしかないように思います。

 もう書いてしまった作品の視点を根本的に修正するのは無理なので、今やっている推敲は、もうこの辺でかな。

 まだ、別な公募の〆切まで少し時間があるので、1週間くらい眠らせて、もう一度推敲しようと思っています。そうすると、あのときは、こう思ったけど、こっちがいいなとか、この文章は冗長だからいらないとか、いろいろ見えてくるのでしょう。

 小説の書き方の本などを読んでいると、とりあえず最後まで書いてから、推敲でどこまで磨きをかけるかが勝負ですと書いてあったりします。今回、それを実感したところです。

 次の公募でリベンジできるといいのですが、こればかりは「神のみぞ知るゼウス ソルス シット」ですね。