小説の公募は、かなり面倒くさい
公募へ出す作品の提出〆切が、いよいよ今月末に迫ってきました。今まで、WEB上の公募へは出したことがありますが、紙で提出するのは初めてです。
構想を考え始めてから約9カ月。とりあえず書き始めてから半年以上。だが、読み返してみると、やはり自信がない。とはいえ、構成をドラスティックに修正する時間はないので、もう観念するしかありません。
現在、表現ぶりのチェックや誤字脱字の修正をしているところです。
まず面倒だったのが、上限が文字数ではなく、原稿用紙換算であること。探してみたら、WEB上に原稿用紙換算ツールというものがあって、これを使っていました。しかし、精度が低い。私の癖で、ルビを結構使うので、使った分だけズレたりします。
結局は、Wordで執筆して、その原稿用紙設定機能を使って数えることにしました。ただ、こちらだとルビを振った部分が1文字に圧縮され、少なめに見積もられますが、WEBツールよりはましです。
今、最後の校閲作業をしていますが、PCの画面上だとどうしても、限度がありますね。Wordだと見にくいので、PDFにしてみたり、PDFをさらにKindleに読み込んでみたりしていますが、十分ではない感じ。
最終的に、紙に印刷してチェックをしようとして驚きました。40文字×30行のA4サイズで139ページあるのですが、かなりの厚さがあってビックリです。やってみないと分からないものですね。で、やはり紙の方が断然に見やすい。印刷している際中に、早速、誤字を発見したところです。
そして、「登場人物一覧」を初めて作りました。作りながら思ったのが、意外に時間がかかったこと。後回しにして、締め切りギリギリになったら危ないところでした。
未着手なのが、作品概要、すなわち、あらすじです。WEB小説の場合、サイトに「あらすじ」とありますが、実際には、読んでもらうためにキャッチコピー的なことを書くのが一般的。が、公募の場合は、ネタバレなどを気にせず、本当にあらすじを書きます。
で、おそらく審査員の方の第一印象は、タイトルとあらすじで決まるのだろうと思うと、実は、ちょっと怖い。概要を読んで、面白味がなければ、本体を読まないとかあるのでしょうか? いかにも、ありそうで怖いです。
WEBの応募の成績は、ほぼ全滅に近いです。唯一、実績があるのが「転生ジーニアス」という作品。こちらは、カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考を通過しました。このコンテストの特徴として、中間選考は、カクヨムにおけるランキングでまず決まるようです。ですが、こちらは私が初めて書いた作品で、構成やら細かな執筆上のお作法やらができていなくて、今、読み返すと恥ずかしいです。読者様の応援があって中間選考には残りましたが、最終選考を通らなくて、当然というものです。
この作品。100万字近くある超長編ですが、ありがたいことに、現在でも読んでいただいています。あちこちのサイトに載せているのですが、ノベリズムで5月19日に日間1位でした。かなりビックリです。
今日のノベリズム日間ランキング第1位は「転生ジーニアス」じゃ。作者は普門院 ひかるさんなのじゃ。https://t.co/3Owjalb7XR
— web小説に詳しいロリババアbot (@Novel_BBA) 2023年5月18日
ちなみに、ミッドナイトノベルズにも掲載していて、ランキングはじりじりと下がりながらも99位でした。
ですが、おそらく両方のサイトとも、競争率がかなり低いんですよね。メジャーなサイトのランキングとは、同列に考えない方が良さそうです。
「転生ジーニアス」については、これで終わりなの? というご感想をチラホラいただきました。今だから書きますと、この作品には歴史小説的要素があり、時代としては鎌倉時代頃のお話です。実際に、モンゴル帝国も登場します。主人公との直接対決はありませんが、フビライハーンも名前だけ登場します。ついては、日本の元寇に主人公を登場させることも、ぼんやりと構想していたのでした。なので、「転生ジーニアス2」セカントシーズンを書けと言われれば、たぶんできます。
ですが、歴史小説には、書きたいと思っているネタが別にあるので、優先順位は限りなく低いです。