FUMONIN Hikaru's Artistic Days

Web投稿などで活動するアマチュア作家・小説家で、オケなどで活動するアマチュアのチェリストです。

さすらいのオーケストラ ハァ・・(;-ω-)=3

 今日のオケの練習は立川でした。しかも、午前中。自宅からは、直線距離では、それほどないのですが、電車の乗り換えが面倒で、けっこう微妙。

 結局、京王線経由で行くことにしたのですが、ああいう長い私鉄は、特急、急行、快速、各駅だの種類が多い。案の定、電車を間違えて、遅刻してしまいました。

 練習場所の確保は、アマオケの大きな悩みの一つ。普段使いしている練習場所はあるけれど、いつも予約できるとは限らない。結果、遠方の場所しか確保できないことも、度々あります。これが午前中だと、輪をかけて辛い。チェロを背負っての、長距離移動ならなおさらです。

 電車の中では、ヴァイオリンやチェロを持った人を何人か見かけました。あの人たちも、練習場所が遠いのかな?

 でも、立川は、まだ都内なので許せます。過去、大宮、横浜などまで、練習のため遠征したこともあります。もはや、境界を超えて隣の県です。距離的に、一番遠いのは、大宮ですが、埼京線が早いので、時間的にはなんとかなるんですね。私は、新宿から乗るのですが、ホームが変な場所にあるし、湘南新宿ラインなどと共用で、しかもホームが二つある。なので、駅の表示板をよく見ないと失敗します。

 スマホのナビアプリを使うことも多いのですが、あてにならないこともある。結局は、駅の表示板や駅の構内放送に注意を払わないと、やはり乗り間違いが起きてしまう。

 特に、初めての練習場所のときは、不安ですね。余裕をもって家を出たつもりでも、ちょっと迷っただけで時間のロスは結構なものがあります。

 立川もそうですが、郊外の町というのは、開発が進んで、大型店舗なども出店しているし、なかなかのものです。でも、そうじゃない町もある。

 高島平へ行ったときは、ちょっとビックリしました。イメージは、かなり歴史あるベッドタウンという感じ。巨大なマンションが立ち並び、壮観といえば、そうですが、ああいう巨大なマンションは生活感がないんですよね。住んでいる方には、とても失礼な感想ですが。

 そんなことを言いつつも、私の自宅周辺でも、一戸建てなどの住宅が、どんどんマンションに置き変わっています。マンションが立ち並ぶ大通りというものは、やはり好きにはなれないですね。東京の地価は、異常に高いので、そもそも親から家を相続して、維持できるのは、よほどの資産家でないと無理な状況です。相続というのは、不労所得なので、税率が高いのは道理なのかもしれませんが、このままだと、いずれは東京からナイスな感じの住宅街は姿を消してしまうのではないでしょうか。かなり、寂しい感じがします。

 今日の練習は、シューベルト交響曲第2番が中心でした。演奏会でとりあげられるのは、かなりレアな曲です。作曲したのは、なんとシューベルトが18歳のとき。その若さで、こんな曲が書けるというのは、天才なのでしょうね。

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 この曲ですが、まだ初期の曲ということもあり、伝統的なハイドンモーツアルトに似ている感じもあり、また、シューベルトが尊敬してやまないベートーヴェンを意識しているであろう部分も多々あります。

 他のプログラムで、ベートーヴェンエロイカとプロメテウスの創造物序曲をやるので、ヴェートーヴェンっぽくなりそうになるのですが、そこはやはり違う。

 ということで、どういうテイストで演奏するのが正解なのか、まだ試行錯誤中な感じですね。今日やった感じだと、あまりベートーヴェンっぽくしない方がしっくりくるかなと思いました。

 シューベルトは、この時期から、既に凝った転調をやっています。難所なのが、1楽章で、b-moll(変ロ短調:フラットが5つ)から始まってじわじわと転調するところ。b-mollから始まり、♭や♮の臨時記号が頻繁に出てきて、1小節ごとに調が変化していき、最後は変ホ長調へ。

 そもそもGes(ソ♭)というのは、滅多に出てこないので弾き慣れないし、弦楽器で一番鳴りにくい音なのです。

 幸い、ヴィオラとユニゾンではあるのですが、ヴィオラでも難しそう。ヴィオラで難しいのなら、チェロは推して知るべしというところです。

 1楽章は、ヴァイオンも苦戦しているみたいです。

 ただ、寂しいことに、聞いている分には、ぜんぜん難しそうな曲に聞こえないんですよね。

 来週はもう8月で、夏休みもあります。9月の本番まで、練習は数えるほどしかありません。そろそろ、焦らないといけないようです。

 

 

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